======================= UNARJ32.DLL Ver 0.46 ======================= Micco (May.6,2001) ######################################################################## ########## ######### ########## DLL の手動インストール方法が解らない方は, Web Page ######### ########## のほうも参照してください。 ######### ########## http://www2.nsknet.or.jp/~micco/micindex.html ######### ########## ######### ########## UNARJ32.DLL には 2000 年問題は存在しません。ただし,######### ########## 対応ソフト側がそういう扱いをすれば,いくらでも問題 ######### ########## が発生します。 ######### ########## ######### ########## UNARJ32.DLL の使用以前の,『使用言語の仕様』につい ######### ########## ての質問にはお答えできません。『使用言語での API や ######### ########## DLL の使用方法を理解した上』で DLL を使うようにして ######### ########## ください。 ######### ########## ######### ########## ドキュメントは最後まで目を通すように。(^^;) ######### ########## ######### ######################################################################## [よくある不具合] =========================================================================== ■配布ファイルを展開したのに UNARJ32J.DLL だけ表示されない  Ver 0.45 以降では,配布ファイルである自己解凍書庫を実行して解凍を行っ た場合には,DLL についてはシステムファイルに解凍されます。  アーカイバソフト等で直接解凍を行った場合には, Explorer ではユーザー が指定しない限り ".DLL" の拡張子をもつファイルは表示されません。他のファ イラを使用するか,Explorer の「表示―オプション」メニュー (IE 4.0 等が 導入された環境では「表示―フォルダオプション」) ですべてのファイルが表 示されるように設定してください。その際には『登録されたファイルの拡張子 は表示しない』のチェックを外すこと。これが有効 (つまり初期状態) だと, 例えば,UNARJ32.DLL の配付書庫を解凍した場合,アイコンが異なるだけの同 じ名前のファイルが 5 個表示されることになります。 この項目に引っかかっ ているようなレベルのユーザには,アイコンだけで区別するのは無理なので。 ■UNARJ32.DLL 対応プログラムで使用するための UNARJ32.DLL の手動インストー ルについて  雑誌の付録 CD-ROM 等などにおいては,独自の書庫に再編成された状態で収 録されることが多々あります。このような場合は,DLL の手動インストールが 必要となります。  最低限必要なのは,UNARJ32.DLL をシステムディレクトリ (Win95 系の場合, 通常は C:\WINDOWS\SYSTEM) にコピーすることです。  Win のお作法に従いたい場合は,UNARJ32.INF を使用してインストールを行 うことも可能ですが,DELREG.EXE が正しくウィンドウズディレクトリにコピー されていないと,アンインストールが正常に行えません。右クリックして表示 されるコンテキストメニューの『インストール』を実行するだけです。  上記の記述だけで難しい場合は,私の WEB ページ (http://www2.nsknet.or.jp/~micco/micindex.html) にインストール方法の説 明が掲載されています。 ■「厳格なファイル名サーチ」設定について  この設定については,通常チェックをはずすようにしてください。この設定 が有効になっていると,大抵のアプリでパス情報付きの格納ファイルが表示さ れなくなります。そのようなファイルが表示されない場合は,UNARJ32.DLL の 設定ダイアログを呼び出せるプログラムを用いて,この項目の設定を確認して ください。 ■タイムスタンプのずれについて  まず,最初に『ARJ はタイムスタンプが地方時間で扱われます』従って,タ イムゾーンの異なる地域で扱えば,当然ながら同じ書庫であっても展開結果の タイムスタンプが異なることになります。以下の説明は,『それ以外の異常な ずれ』についてのものです。  UNARJ32.DLL の一部の API においては,タイムスタンプが協定世界時 (UTC) で扱われます。 DOS(DOS 窓を含む)や Win3.1 用のプログラムは環境変数の 設定に基づいて UTC→地方時間(例えば日本標準時間)への変換が行われるよ うになっているため,環境変数が設定されていない環境ではタイムスタンプが ずれてしまいます。 もしタイムスタンプが 9 時間ずれているようなら間違い なくこの不具合です。 使用するプログラムによっては,まれに 2 時間だけず れる場合もありますけど…("TZ" が設定されていない場合に PST とみなすプ ログラムがあるんです ^^;)。  日本国内においては,次の環境変数を設定してください。なお,これは Win 95 等の DOS 窓でも必要となります。通常は autoexec.bat で設定を行います。 set TZ=JST-9  上記の設定を行った場合でも,Win95 ではシステムの内部情報が異常となり 正常なタイムスタンプでの解凍が行われないことがあります。このような場合 には,タイムゾーンの設定をやり直すことで大抵の場合は正常な動作となりま す。 =========================================================================== 0.はじめに  「UNARJ32.DLL」をダウンロードして頂きありがとうございます。  UNARJ.DLL の Win32 版,UNARJ32.DLL です。本来なら UNARJ32.DLL となると ころですが, ロータスのインストーラがこの名前の DLL を使用しているので, 問題を避けるために実際には UNARJ32J.DLL というファイル名になっています。  UNARJ32.DLL は現在 Nifty-Serve FWINDC MES 3 で進められている『アーカイ バ統合プロジェクト』での API 仕様に準拠しています。ただし,この API 仕様 については,現在プロジェクトが進行中であることから今後変更されることも考 えられます。現在使用可能な機能についても,最終決定版ではないということを 十分ご理解の上ご使用下さい。 1.ファイルについて  UAR3046A.EXE を解凍すると以下のファイルが得られます。   UNARJ32J.DLL : 32 ビット版 DLL 本体です。   UNARJ32.H : UNARJ32.DLL を使用するためのヘッダファイルで す。   UNARJ32J.LIB : UNARJ32.DLL を使用するためのインポートライブ ラリです。ただし,BC++ 用なので VC++ では使用 できません。 UNARJVC.LIB : VC++ 用のインポートライブラリです。 DELREG.EXE : アンインストール用のファイルです。 通常はウィ ンドウズディレクトリにインストールされます。 UNARJ32.INF : UNLHA32.DLL のオリジナル配布自己解凍書庫, 及 び DELREG.EXE が使用します。   UNARJ32.TXT : このドキュメントです。   API.TXT : UNARJ32.DLL の基本 API 説明ファイルです。   COMMAND.TXT : UNARJ32.DLL へ渡すコマンドオプションについて の説明ファイルです。 HEADER.TXT : 書庫ヘッダの仕様説明ファイルです。 WINMES.TXT : UNARJ32.DLL が送出するメッセージと関連 API の 説明ファイルです。 HISTORY.TXT : UNARJ32.DLL の履歴。 ! 及び $ : 自己解凍以外の方法で解凍を行った場合は, これ らのファイルが解凍されます。 必要ないので削除 しても問題ありません。  バンドルや書籍等への収録の場合,UNARJ32J.DLL と UNARJ32.TXT のみである ことが多々ありますが,他のドキュメントにも重要な情報が記述されていますの で,なるべくオリジナルの配布ファイルを手に入れて,一読されることをお薦め します。 2.使い方  UNARJ32.DLL はライブラリなので,単独での使用はできません。必ず対応アプ リが必要となります。 A. プログラマが対応アプリを作成する場合 API 等については,API.TXT をはじめとした各ドキュメントを参照して ください。UNARJ32.DLL を使用するには UNARJ32.H をインクルードし, リンク時に UNARJ32.LIB (又は UNARJVC.LIB) をリンクするか, LoadLibrary()/GetProcAddress() によりダイナミックリンクすること が必要です。プログラムの手間は増えますが,DLL がインストールされ ていない場合など,ロード失敗の際にプログラム側で自由に対処が可能 となるダイナミックリンクの方法をお薦めします。 後述されている『統合アーカイバプロジェクト』では,UNARJ32.DLL を 始めとしたアーカイバ DLL の使用法等が紹介されています。 B. 一般ユーザが対応アプリを使用する場合 この DLL を使用するには,必ずこの DLL に対応したアプリが必要とな ります。『UNARJ32.DLL に対応』と明記されたアプリを使用してくださ い。 この DLL はウィンドウズ・システムディレクトリ (Win95 の場合, 通 常は C:\WINDOWS\SYSTEM) にコピーしてください。付属の UNARJ32.INF 等を使用してインストールすることも可能ですし,オリジナルの配布自 己解凍書庫を実行した場合には,自動的にシステムファイルにインストー ルが行われます。 陥りやすい注意点については,このドキュメントの冒頭を参照。(^^;) 『システムディレクトリって何?』『コピーってどうやるの?』なんて 状況であれば, 冒頭のほうにも記述のあるとおり UNARJ32.INF を使用 してインストールを行うことも可能です。 一応,私のページ (http://www2.nsknet.or.jp/~micco/micindex.html) に UNLHA32.DLL での手動インストール例を掲載してあります。 3.動作環境  UNARJ32.DLL は以下の環境での動作を確認しています。 Warp を含む OS/2 で の Windows セッションでは動作しません。Power MAC の SoftWindows 上では問 題なく動作する模様。(^^;) [開発環境] ・Microsoft Windows 2000J (Pro) Build 2195 (SP1) ・Microsoft Windows ME(J) Build 3000 + IE 5.50(SP1) 東芝 PAA1570PMC DynaBook A1/570PMC 改, MK3017GAP,256MB-RAM 東芝 PAS405JA DynaBook 4050X/CDTA改, DJSA-220, 192MB-RAM (SP1) [使用コンパイラ] UNARJ32.DLL 本体 : Microsoft Corp Visual C++ 5.0J pro [動作確認環境] ・Microsoft Windows 2000J (Pro) Build 2195 東芝 PAA1570PMC DynaBook A1/570PMC 改, MK3017GAP,256MB-RAM (SP1) 東芝 PAS405JA DynaBook 4050X/CDTA改, DJSA-220, 192MB-RAM (SP1) <GD-S100 が壊れた (笑) NEC PC-LW23D53D LaVie NX LW23D/53D改, MK1214GAP,192MB-RAM (SP1) 東芝 PA1271CA DynaBook Satellite 325CDT/4.0,96MB-RAM ・Microsoft NT 4.0J Build 1381 + IE 4.01(SP1) 富士通 FMVNU516X1 FMV BIBLO-NUV16X,96MB-RAM (SP5) ・Microsoft NT 4.0J Build 1381 + IE 3.02a 東芝 PA1241SA DynaBook Satellite Pro 440CDX/1.4改, MK3205MAV,64MB-RAM (SP3) Akia T510V Tornado 510V 改,P55C-166(133)MHz + MK2103MAV,40MB-RAM (SP1) ・Microsoft NT 3.51J Build 1057 富士通 FMVNU516X1 FMV BIBLO-NUV16X,96MB-RAM (SP5) ・Microsoft Windows ME(J) Build 3000 + IE 5.50(SP1) 東芝 PAA1570PMC DynaBook A1/570PMC 改, MK3017GAP,256MB-RAM ・Microsoft Windows ME(J) Build 3000 + IE 5.50 東芝 PADB65P4RC DynaBook DB65P/4RC, 192MB-RAM 東芝 PAS405JA DynaBook 4050X/CDTA改, DJSA-220, 192MB-RAM ・Microsoft Windows 98J SE Build 2222A + IE 5.01 (SP2) NEC PC-LW23D53D LaVie NX LW23D/53D改, MK1214GAP,192MB-RAM ・Microsoft Windows 98J Build 1998 + IE 5.0 富士通 FMVNU516X1 FMV BIBLO-NUV16X,96MB-RAM ・Microsoft Windows 95J Build 1212 (OSR 2.5) + IE 4.01(SP1) 富士通 FMV1NU2WB5 FMV BIBLO-5233NU/W, 32MB-RAM ・Microsoft Windows 95J Build 1212 (OSR 2.1) + IE 4.01(SP1) NEC PC-MB12CUDA1 mobio NX/UD model A1改, MK6411MAT,48MB-RAM ・Microsoft Windows 95J Build 1111 (OSR 2.0) + IE 3.02 Canon SINVA370 INNOVA NOTE 3400DXII改,P55C-150(166)MHz + DTNA-22160,80MB-RAM ・Microsoft Windows 95J Build 950a (SP1-kernel 952) + IE 4.01(SP1) 東芝 PA1241SA DynaBook Satellite Pro 440CDX/1.4改, MK3205MAV,64MB-RAM ・Microsoft Windows 95J Build 950a (SP1-kernel 952) + IE 3.02 Akia T510V Tornado 510V 改,P55C-166(133)MHz + MK2103MAV,40MB-RAM ・Microsoft Windows 95J Build 950a (SP1-kernel 952) + IE 2.0 富士通 FMV50NLYH5 FMV BIBLO-5100NLY,48MB-RAM ・東芝 日本語 Windows 3.1 R2.04.00C + Win32s 1.30E Build 166 (東芝 MS-DOS 6.2/V) 東芝 EVS081TD DynaBook V486/E改,MK1926FCV,12MB-RAM ・Microsoft Windows 3.1J R1.0 + Win32s 1.25J Build 142 (MS-DOS 6.2/V) 東芝 PA1241SA DynaBook Satellite Pro 440CDX/1.4改, MK3205MAV,64MB-RAM 4.転載及び著作権について  UNARJ32.DLL はフリーソフトウェアです。商用目的ではない,個人的な使用, オリジナル書庫での他ネット等への転載及び配布に関しては特に制限は付けませ ん。ただし,転載・配布する場合に,メディア代等以上の手数料を徴収したり, 使用に制限を付けることはこれを禁じます。書庫ファイル及び格納ファイルの改 変を含むオリジナル配布書庫以外の形態での転載・配布は認めません。  他ネット等への転載時には,事後でも構いませんので私まで連絡をお願いしま す。  商用・公用・私用にかかわらず,書籍等への収録やソフトへのバンドルについ ては条件がありますので,必ず事前に連絡をお願いします。企業・団体等での業 務利用や業務用ソフトやオンラインソフトでの使用を前提とした転載等もこれに 含みます。連絡がなかった場合には,しかるべき処置を講じさせていただく場合 があります。  これらの転載・収録・バンドル等の場合は, 必要な場合はライブラリ (DLL) が UP されていたネット等のライブラリ管理者にも必ず連絡をお願いします。  UNARJ32.DLL の解凍ルーチンについての著作権は Robert K Jung 氏が保有し ています。DLL 化等その他の部分についての著作権はMiccoが保有していま す。  これらのプログラムの使用によって生じた損害等については,作者及び原著作 者は何も保証する義務を負わないこととさせていただきます。 The UNARJ program, source code, and the associated documentation are copyright (c) 1990-93 Robert K Jung, all rights reserved. 5.公開先について  UNARJ32.DLL の一次配布先は,http://www2.nsknet.or.jp/~micco/micindex.html となっています。 β版については,(当然ながら) あまり転載が行われない関係 上ここからダウンロードすることになると思いますが,正式版については,比較 的タイムラグも少なく, また DLL の使用法等の情報も得られることから『統合 アーカイバプロジェクト』http://www.csdinc.co.jp/archiver/ 等からダウンロー ドされるのもいいかと思います。 6.サポートについて 1.メール GCH03345@nifty.ne.jp メールは基本的にはこちらにお願いします。 micco@po2.nsknet.or.jp 上記の Nifty-Serve のアカウントへは設定上メー ルが届かない (拒否される) 場合があります。その ような場合は,こちらにメールしてください。ただ し,返信は GCH03345@nifty.ne.jp からとなります。 2.会議室 Nifty-Serve FWINNT MES(11) 【意見】オンラインソフト情報広場[DLL] FWINDC MES( 3) 【仲間】共同開発仲間募集・ネタ#2 バグ報告,意見要望等はなるべくこれらの会議室で お願いします。一応,FWINDC が API の仕様等のネ タ。FWINNT がバグ報告と役割分担されています。 3.メーリングリスト Internet の波…というか, NIFTY からの退会者が増える中, 最近では Web ページ『統合アーカイバ』内のメーリングリス ト上で DLL 関係の話題について扱われることが多くなりまし た。開発系については,NIFTY よりもこちらのほうがいいかも しれません。詳しくは『統合アーカイバ』のページを参照して ください。  基本的に,私は日に 1 回しかアクセスできませんので,最低 3 日ほどの余裕 をもってメールするようにお願いします。『読んですぐ返事』が不可能 (なほど メールがたくさんくる ^^;) 関係上, 下手をすると返事が 2 日後…ということ になりますので。双方のアカウントへの同報メールは行わないようにお願いしま す。  最近,『統合アーカイバプロジェクト』 http://www.csdinc.co.jp/archiver/ の管理者である shoda T. 氏への問い合わせメールが増えています。 UNARJ32. DLL そのものに関する問い合わせは私のほうにお願いします。 7.謝辞  UNARJ.EXE を作成された Robert K Jung 氏,そして UNARJ.DLL を作るきっか けを与えて下さり,また作成を影で支えてくださったユーザの皆さんに感謝しま す。 8.最後に  UNARJ32.DLL が何かのお役に立てれば幸いです。 Micco (GCH03345@nifty.ne.jp)